毎日がお遍路

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コトの発端(2003年11月)

四国巡礼は実は1997年にスタートして、23番寺までは回っている。(このときの記録は「HANAのお遍路日記」に。)これはバスツアーによる団体行動。母と義母(姑)と一緒に参加した。車でまわるなんて邪道だとか思う人もいるかもしれないが、私にとっては母と義母(姑)と一緒にまわるということが重要なポイントだったので、どういう方法であろうと体験することに意義があった。 しかし、それも徳島一国(一県)だけで中断したまま、すでに6年が経過していた。続きを一国づつ毎年行こうと思ってたのだが、 母が病気してしまい、旅行どころではない状態が続いたからだ。
その母もだいぶ元気になってきたら、今度は義母が脚に怪我をして手術するということがあり、たぶんもう続きをまわることはないのだろうな〜とあきらめていた。

ところが、先日(2003年11月)、ボランティア仲間のOさん(女性)が、1人で歩きで23ケ寺を回ってきたっていう話をきいて、思わず「次に行くときは私も連れてってください!」と言っちゃった(笑)
周りの人は冗談と思って笑ってたし、ダンナにその話をしたら(歩くのなんて)無理にきまってるじゃんとバカにされた。

でも、絶対行きたーーーい!!と思った。
コツコツトレーニングしていけば私にだって、歩けるかもしれない。

歩き遍路なんて私にはできない、とか、一人で行くなんて無理だ、って勝手に決め付けて思い込んでた。自分で限界をつくっただけなんだって、気が付いた。もちろん、女性でも、家庭や仕事があっても、何歳でも一人で歩きで四国巡礼をする人はいるだろう、、、ということは知っていても、「そんなのは、私には無理」って、最初から決め付けていたものだから、やってみようなどと考えたこともなかった。それが、身近な人が実際にそういうことをやってのけたということで、自分にとっても無縁の世界ではないのだ、と現実味を帯びてきた。

Oさんのおかげで、目からうろこがぽろっと落ちた。
最初はOさんにくっついていこう(それなら行けるかも)なんて考えていたのだが、具体的に考えているうちに、彼女と本当に一緒に行ったら、足手まといになるのは目に見えている(Oさんはスポーツ・ウーマンで歩くのも大好き)ので、一人でのほうがいいのかもと思うようになってきた。そのうち「一人でも行ける」が「一人で行きたい!」になってきた。

一度にたくさん回れなくても、何年かけてもいい。どうせ最初の一国はバスでまわっているのだから、途中どうしても無理だったらバスやタクシーを使ったっていい、とにかく最後までまわりたい、と思った。

そんなわけで、とにかく、体調を整えて、体力つけて、少しづつ歩く ことからはじめたのです。

(2004.1.21記)

このあと楽天ブログで、毎日のトレーニング記録をつけていたのですが、「今日は○Km歩いた」くらいで、たいしたことは書いていないので、ここには掲載しません。

一日3Kmくらいから初めて(それでも最初はしんどかった)、平均5Kmくらいを2、3日おきに歩いていた。たまに休日8Km、10Kmに挑戦したりもした。

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