金剛杖(こんごうづえ):
これは単なる杖としての用途のために持つのではなく、弘法大師の分身としてとても大事にされる。執金剛神(仁王様)の持つ金剛杵(こんごうしょ)をかたどり、真上部は五輪(地水火風空)をあらわす。巡礼者が巡礼の途中で死ぬと、金剛杖を塔婆のかわりに立てたなどという話もある。
菅笠(すげがさ):
笠には「迷故三界城 悟故十方空 本来東西無 何処有南北(迷うが故に三界に城あり、悟が故に十方は空なり、本来東西なく、何処にか南北有り)」と書かれている。
笈摺(おいずる・白衣のこと):
背負った荷物で着物の背が摺り破れないように、つけたのが笈摺だった。しかし、現在は笈摺に御朱印をいただき、死後の旅路につけるものとされている。
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