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髷の特徴

日本髪は髷の特徴により、兵庫系、島田系、勝山系、笄髷(こうがいまげ)系4つの系統に分類することができる。

兵庫系、島田系、勝山系は男髷から発達したもので、遊女や歌舞伎役者が結い始め、一般に 広まった。それに対し、笄髷系は大奥の女性が非公式の場で仮に結っていた(公式の 場では垂髪であった)ものが原型である。

後にはそれらがお互いに影響しあい、様々な髪型を生み出していった。

二つに折り曲げてつくった髷の根元を、別の毛束でくるくるとまきつける。


根で結んだ髪を後ろから前へ折り曲げて輪を作り、毛先を髷の内側へ折り返し、根に結びつける。


髷の輪の部分の中央を元結でしめつける。


笄(こうがい)に髪をまきつけて髷を作る。普段、垂髪にしている武家の女性などが仮に結髪したのが原型で、笄をぬけば垂髪になる。後には一般の女性にも広まり、本来の実用から離れ、出来上がった髷の中にあとから笄をさしこむようになる。


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